top of page
2024年1月30日
瀬戸市立
​幡山東小学校

​ニコライ・サラトフスキー

(ピアニスト)

 ロシア北部の街ペトロザヴォーツクに生まれる。6歳で音楽を学び始め、9歳のときに初めてコンサートを開き、オーケストラと共演。才能を見出され、モスクワ音楽院付属中央音楽学校に入学。さらに2010年にモスクワ音楽院を首席で卒業。これまでに国際ピアノ・コンクールでの入賞回数は10回以上を数える。

2006年の浜松国際ピアノ・コンクールでファイナル・ステージに進出したのをきっかけに、日本でも注目をあつめ、以来たびたび日本で演奏しているほか、これまでに演奏活動を行った国は欧米、アジア、アフリカなど20か国以上にのぼる。

 2020年に台湾の国立台北教育大学のピアノ科教授に就任した。

​プログラム

①ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 作品番号23-5

 

②ラフマニノフ:練習曲 「音の絵」 イ短調 作品番号39-6 「赤ずきんとオオカミ」

 

【ピアノ解体ショー】 日本ピアノ調律師協会 加藤明さん 伊藤嘉奈子さん

 

③ショパン:練習曲 ハ短調 作品番号10-12 「革命(かくめい)」

 

④ショパン:練習曲 ホ長調 作品番号10-3 「別れの曲」

8ADF8964-F2E0-40C3-AB45-BC31FEA97D51_edited.jpg

サラトフスキーさんは、台湾で大学の教授をしながら世界各国で演奏活動をなさっています。

​演奏が始まった途端に児童の皆さんの視線、意識がググッと一つに集まりました。

ロシアで生まれ育ったサラトフスキーさん。

地元ではどんな暮らしをしていたかお話を伺いました。

​日本との季節の違いや、どんなことをして休暇を過ごすのか・・・。

どんな風にピアノと出合い、音楽家を志すようになったのかをお話ししていただきました。

サラトフスキーさんのお人柄を知った上で演奏を聴くと、

心理的な距離もぐぐっと縮まって音楽から感じるものにも変化が生まれます。

2曲目に演奏の「赤ずきんとオオカミ」は

3択クイズ形式でタイトルを伏せて児童の皆さんに聴いてもらいました。

この音楽はどんなイメージで作曲されたのか、

今のメロディはどんな場面が当てはまるのか、想像する体験。

”音楽から想像したこと”は個々の感性によるものです。

正解も不正解もありません。

それぞれの感性をお互いに認めることも大切にしていきたいですね。

また、調律師の伊藤さんと加藤さんのご協力のもと、ピアノを大解体しました。

ピアノの音が出る仕組みや音が響く秘密を教えてもらいました。

​ピアニストがピアノが弾ける状態にする、という調律師の技。

なかなか見ることのできない貴重なシーンです。

最後の「別れの曲」は教室内がしっとりとした空気に包まれました。

© ​2023 ZimOTOart

bottom of page