一般社団法人 ジモートアート
2023年9月22日
尾張旭市立
城山小学校
田所光之マルセル
(ピアニスト)
尾張旭市城山小学校、旭中学校から名古屋市立菊里高等学校音楽科を経てパリ国立高等音楽院に満場一致の首席で入学。同時期に行われたドビュッシー国際コンクールでは第2位を受賞。同音楽院の修士課程を修了するまでに数多くのコンクールで受賞を果たす。
2021年、世界三大ピアノコンクールの一つ、ベルギーのエリザベート王妃国際コンクールでセミ・ファイナリスト、カナダのモントリオール国際音楽コンクールでファイナリスト、そして22年アメリカのヴァン・クライバーン国際コンクールではジョン・ジョルダーノ審査員長特別賞を受賞。
亀井聖矢、角野隼人など同世代の優れたピアニストたちにも勝るとも劣らぬ活躍を見せる新星ピアニストとして注目を集めている。
日本ピアノ調律師協会中部支部
伊藤嘉奈子・加藤明・安田佳奈子・若松直樹
(ピアノのお話)
プログラム
ショパン:子犬のワルツ(ワルツ 第6番)
ラモー:めんどり(新クラヴサン組曲集 第2巻より)
《ピアノの仕組み大発見コーナー》
キーワード:鍵盤・弦・ハンマー・響板
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形より」
グラン・パ・ド・ドゥ
ショパン:幻想即興曲
城山小学校 校歌
マルセルさんのピアノの演奏では曲名を伏せた状態で、どんな動物が何をしているところなのかを想像しながら聴いてもらいました。
聴いた後で挙手制でどんな動物だったか児童の皆さんに聴いてみると、さまざまな答えが。
ゴリラ、リス、ウサギ、鳥・・・どんな鳥? ハト、インコ・・・ニワトリ!!
ピアノの表現の幅広さに面白みを感じてもらえたのではないでしょうか。
今回は特別に日本ピアノ調律師協会中部支部のご協力のもと、ピアノを大解体しました!
数分前までマルセルさんが弾いていたピアノの鍵盤がそのまま取り外されるなんて、だれも想像しないでしょう…。
ピアノの音が出る仕組みや音が響く秘密を見て聴いて比較したり、ピアノの本体にも触れてみたりしました。
いつもの学校の音楽室で音楽を全身で体験する濃密な45分間でした。
マルセルさんへの質問コーナーでは…
どこでピアノを習っていたんですか?に対して地元ならではのお答えが。そこ知ってる!行ったことある!と児童の皆さん。
遠い存在だと思っていた人と自分との共通点を見つけることで、ぐっと身近に感じられますね。
同じ小学校で過ごしたピアニストと児童の皆さんによる校歌は、その場限りの大変貴重なものになりました。